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log.properties

ログの記録形式と方法を設定します。

サーバーエラー、サーバー動作状況、トランザクション情報だけでなく、HTTPストアのデータセット、XMLストアのバインディング中発生したエラーに対してもログを記録できます。

ログはコンソールとファイル形式で記録でき、Window NT EventとUNIXシステムログ及びメールに転送できます。

Note

以下のオプションを利用せず、別のログライブラリ(log4j2、logback)ファイルの設定値によってログを記録するには、log.propertiesファイルにLogPropertyType=LibraryFileを追加してください。(OZ Javaサーバーのみでサポート)


General Option

Priority

ログレベルを設定します。

ログレベルはDEBUG、INFO、WARN、ERROR順です。

Value

Description

DEBUG

その他全般的なサーバー動作情報をログに記録します。

ERROR

実際にエラーが発生した状況でのみエラーメッセージをログに記録します。

INFO

サーバーのトランザクション情報をログに記録します。

WARN

エラーが発生した場合でも、プログラム動作には影響を与えないエラーに対してログを記録します。


CONSOLE Option

OZ Java Serverでのみ設定可能です。

CONSOLE.Type

実行タイプを設定します。

Value

Description

Stdout

ログをコンソールへ出力

RollingFile

ログをファイルへ出力

CONSOLE.Layout

ログの表示形式を設定します。

Value

Description

c

OZ Serverのカテゴリー名を出力します。

カテゴリー名は階層構造で、%c{2}のように出力段階が指定できます。

d

日付を出力します。

パターン文字を組み合わせて直接設定、またはLog4jのパターン文字(ABSOLUTE、DATE、ISO8601)を使用できます。

m

ログメッセージを発生させるOZ Server内部的に決められたイベント名を出力します。

n

改行文字を出力します。

p

ログレベルを出力します。

%pの前に数値を入力してインデントを設定できます。

r

OZ Serverの起動中の時間を出力します。(単位:ミリ秒)

t

スレッド名を出力します。

%

%記号を出力します。

CONSOLE.Async

バッファリングするか否かを設定します。

CONSOLE.File

ログをファイルへ出力する時のファイルパスとファイル名を設定します。


ROLLING_FILE Option

ROLLING_FILE.Type

ログファイルの生成タイプを設定します。

Value

Description

DailyRollingFile

ROLLING_FILE.DatePatternオプションに設定したとおりログファイル生成

RollingFile

ROLLING_FILE.Fileオプションで設定したファイル名でログファイル生成

ROLLING_FILE.DatePattern

ログファイル名の日付パターンを設定します。

Value

Description

yyyy-MM

毎月初

yyyy-ww

毎週初

yyyy-MM-dd

毎日夜12時

yyyy-MM-dd-HH

毎時定刻

yyyy-MM-ddt

12時間

yyyy-MM-dd-HH-mm

毎分

ROLLING_FILE.Layout

ログの表示形式を設定します。

表示形式に設定できる文字はの"CONSOLE.Layout"を参照してください。

ROLLING_FILE.File

ログファイルのパスとファイル名を設定します。

ROLLING_FILE.Append

ログが生成されるたびにログファイルに追加するか否かを設定します。サーバーが再起動される時、ROLLING_FILE.Fileオプションに設定したファイルに新しいログを出力する時、ROLLING_FILE.Fileの既存内容に追加する場合はtrueに、既存内容を削除して出力する場合はfalseに設定してください。

ROLLING_FILE.MaxBackupIndex

バックアップされるログファイルの連番の最大値を設定します。

バックアップファイルの連番が最大値を超える場合、最も古いファイルが削除されます。

ROLLING_FILE.MaxFilesize

ログファイルの最大サイズを設定します。

ログファイルの最大サイズを超える場合、現在のファイルは連番を付けて別名のファイルに変更してログファイルを新たに生成してログを出力します。

例えば、ログファイル名がserver.logである場合、server.log.1にファイル名を変更してserver.logファイルを新たに生成してログを出力します。

ROLLING_FILE.MaxHistory

ログファイルの最大保存日数を設定します。

0より大きな値に設定した場合、最大保存日数よりも前の日付に作成されたログファイルは自動的に削除されます。

最大保存日数は、1000まで設定することができます。

0または負値を設定した場合、ログファイルを削除しません。

ROLLING_FILE.ImmediateFlush

バッファにあるログをログファイルへ即時出力するか否かを設定します。


NT_EVENT Option

OZ Java Serverでのみ設定可能です。

NT_EVENT.Type

実行タイプを設定します。

該当機能を使用するためにはOZ ServerのlibフォルダのNTEventLogAppender.dllファイルをWindowsのシステムフォルダに移動してください。

Value

Description

NTEvent

ログをWindows NTイベントに登録

NT_EVENT.Layout

ログの表示形式を設定します。

表示形式に設定できる文字はの"CONSOLE.Layout"を参照してください。

NT_EVENT.Threshold

Windows NTイベントへ転送するログレベルを設定します。

Priorityオプションに設定した値より高い段階のレベルで設定してください。


SYSLOG Option

OZ Java Serverでのみ設定可能です。

SYSLOG.Type

実行タイプを設定します。

Value

Description

Syslog

ログをUnixシステムログへ転送

SYSLOG.Layout

ログの表示形式を設定します。

表示形式に設定できる文字はの"CONSOLE.Layout"を参照してください。

SYSLOG.Threshold

Unixシステムログへ転送するログレベルを設定します。

Priorityオプションに設定した値より高い段階のレベルで設定してください。

SYSLOG.SyslogHost

UnixシステムのホストIPアドレスを設定します。

SYSLOG.Facility

該当メッセージが発生するFacilityを設定します。

SYSLOG.FacilityPrinting

ログにFacilityを追加するか否かを設定します。


HTTPSTORE_LOG_FILE Option

HTTPSTORE_LOG_FILE

ODIに追加したHTTPストアのデータのバインディング中発生したエラーに対するログ出力オプションを設定します。

Value

Description

AUTO

ログファイル名の設定に関わらず、全てのHTTPストアのデータセットに対してログを出力

データセットのデザイン時、サーバーログファイル名を設定しないデータセットは"OZ_HTTPSTATMENT.LOG.#"形式でログファイルを生成(#は1から開始する連番)

MANUAL

ログファイル名が設定されたデータセットのみログを出力

NONE

HTTPストアのデータセットに対するログを出力しない

HTTPSTORE_LOG_FILE.LOCATION

ログファイルの保存パスを設定します。


XMLSTORE_LOG_FILE Option

XMLSTORE_LOG_FILE

ODIに追加したXMLストアでXMLアドレスがhttp://またはhttps://である場合のパーシングエラーに対するログ出力オプションを設定します。

Value

Description

AUTO

XMLアドレスがhttp://、またはhttps://である全てのXMLストアに対してログを出力

ストアのデザイン時、サーバーログファイル名を設定しないストアは"OZHTTP_XPATH.LOG.#"形式でログファイルを生成(#は1から開始する連番)

MANUAL

XMLアドレスがhttp://またはhttps://であるXMLストア中サーバーログファイル名が設定されたストアのみログを出力

NONE

XMLストアに対するログを出力しない

XMLSTORE_LOG_FILE.MAXCOUNT

バックアップされるログファイルの最大個数を設定します。

XMLSTORE_LOG_FILE.LOCATION

ログファイルの保存パスを設定します。


VIEWER_DEBUG_FILE Option

VIEWER_DEBUG_FILE

VIEWER_DEBUG_FILEはOZ Serverがサーブレットタイプで実行された場合のみに設定することができます。

Value

Description

VIEWER_DEBUG_FILE.LOCATION

ビューアデバッグログファイルを保存するパスを設定

ビューアデバッグログファイル名は、global.processoridパラメーターの値で適用されます。

VIEWER_DEBUG_FILE.MAXCOUNT

バックアップされるビューアデバッグログファイルの最大個数を設定

保存数は最大4000まで設定することができます。

VIEWER_DEBUG_FILE.VALIDDAYS

ビューアデバッグログファイルの保存日数を設定

保存日数は最大30まで設定することができます。


BUILTIN_LOGGING OPTION

BUILTIN_LOGGINGはOZ Serverのログ処理のために独自開発したロギングエンジンです。顧客社サイトの特定状況によってOZ ServerでLog4j方式でログを出力できない場合、BUILTIN_LOGGING方式を使用してください。

USE_BUILTIN_LOGGING_ENGINE

BUILTIN_LOGGING方式を使用するか否かを設定します。

BUILTIN_LOGGING_CONSOLE

ログをコンソールへ出力するか否かを設定します。

BUILTIN_LOGGING_CONSOLE.CharSet

コンソールに出力されるログ内容の文字セットを設定します。

値を設定しない場合、システムに設定された文字セットが適用されます。

BUILTIN_LOGGING_FILE

ログをファイルへ出力するか否かを設定します。

BUILTIN_LOGGING_FILE.TYPE

ログファイルの生成タイプを設定します。

Value

Description

DailyRollingFile

BUILTIN_LOGGING_FILE.DatePatternオプションに設定したどおりログファイル生成

RollingFile

BUILTIN_LOGGING_FILE.LOCATIONオプションで設定したファイル名でログファイル生成

BUILTIN_LOGGING_FILE.DatePattern

ログファイル名の日付パターンを設定します。

日付パターンに設定できる文字はの"ROLLING_FILE.DatePattern"を参照してください。

BUILTIN_LOGGING_FILE.CharSet

コンソールに出力されるログ内容の文字セットを設定します。

値を設定しない場合、システムに設定された文字セットが適用されます。

BUILTIN_LOGGING_FILE.Append

ログが生成されるたびにログファイルに追加するか否かを設定します。

BUILTIN_LOGGING_FILE.MaxBackupIndex

バックアップされるログファイルの連番の最大値を設定します。

バックアップファイルの連番が最大値を超える場合、最も古いファイルが削除されます。

BUILTIN_LOGGING_FILE.MaxFileSize

ログファイルの最大サイズを設定します。

ログファイルの最大サイズを超える場合、現在のファイルは連番を付けて別名のファイルに変更してログファイルを新たに生成してログを出力します。

例えば、ログファイル名がserver.logである場合、server.log.1にファイル名を変更してserver.logファイルを新たに生成してログを出力します。

BUILTIN_LOGGING_FILE.MaxHistory

ログファイルの最大保存日数を設定します。

0より大きな値に設定した場合、最大保存日数よりも前の日付に作成されたログファイルは自動的に削除されます。

最大保存日数は、1000まで設定することができます。

0または負値を設定した場合、ログファイルを削除しません。

BUILTIN_LOGGING_FILE.ImmediateFlush

バッファにあるログをログファイルへ即時出力するか否かを設定します。

BUILTIN_LOGGING_FILE.LOCATION

ログファイルのパスとファイル名を設定します。


Mail Option

Mail.alias

mail.propertiesに設定したエイリアス名を設定します。

メール情報をlog.propertiesに設定せず、mail.propertiesに設定した値で適用する時に使用します。

Mail.active

ログをメールで転送するか否かを設定します。

Mail.fromSend

送信者のメールアドレスを設定します。

Mail.toSend

受信者のメールアドレスを設定します。

Mail.SMTPServer

転送するメールサーバー(SMTP)のアドレスを設定します。

Mail.SMTPServerPort

転送するメールサーバー(SMTP)のポート番号を設定します。

Mail.SMTPUserID

転送するメールサーバー(SMTP)の認証が必要な場合、ユーザーIDを設定します。

Mail.SMTPUserPassword

転送するメールサーバー(SMTP)の認証が必要な場合、ユーザーIDのパスワードを設定します。

Mail.SMTPUserID_encrypted

転送するメールサーバー(SMTP)の認証が必要な場合、暗号化されたユーザーIDを設定します。

暗号化されたユーザーIDを設定する場合、Mail.SMTPUserIDに設定した値は無視されます。

Mail.SMTPUserPassword_encrypted

転送するメールサーバー(SMTP)の認証が必要な場合、暗号化されたユーザーIDのパスワードを設定します。

暗号化されたユーザーIDのパスワードを設定する場合、Mail.SMTPUserPasswordに設定した値は無視されます。

Mail.SendRetryCount

メール転送に失敗した場合のリトライ回数を設定します。

Mail.SendRetryPeriodTime

メール転送に失敗した場合のリトライ周期を設定します。(単位:秒)

Mail.PrefixSubjectMessage

メールのタイトルの接頭語を設定します。

接頭語を設定する場合、メールのタイトルは"[接頭語] エラーメッセージ"形式で設定されます。

Mail.FilterType

Mail.FilterServiceCodeに設定したサービスコードのフィルタリング規則を設定します。

Value

Description

negative

Mail.FilterServiceCodeに設定したサービスコードでエラー発生時にメールを転送しない

それ以外にはメールを転送

positive

Mail.FilterServiceCodeに設定したサービスコードでエラー発生時ににのみメールを転送

それ以外の場合にはメールを転送しない

Mail.FilterServiceCode

サービスコードを設定します。

設定できるサービスコードはmonitor.properties部分を参照してください。


REQUEST-URI Option

REQUEST_URI.LOCATION

REQUEST-URI情報を保存するファイルのパスを設定します。

ただし、ファイル名はrequest_uri.logファイルで作成されます。